ATRIUM Flower Produce's Blog

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キンモクセイ
 ちょうど今、キンモクセイの香りがあちこちでしています。
その香りの良さから、英語名では Fragrant orange-colored olieveというそうです。(オリーブと同じモクセイ科です)

ちなみに白い花を咲かせるギンモクセイというのもあります。
こちらは英名Fragrant  white olieve、香りはキンモクセイよりずっと弱いとのことです。

この甘く強い香りは、10月の上旬の10日ほどだけ。
中国にはこの花びらを乾燥させた桂花茶や、砂糖漬け、白ワインに漬けた桂花陳酒などがありますが、なんとかこの香りをとどめておきたいという思いからできたものなのでしょう。


キンモクセイのお茶.
日本で売っているものは、「中国の緑茶」と混ざったものが多いようです。
これは、上海でお土産にいただいたキンモクセイの花だけのもの。



上海で買ったキンモクセイの砂糖漬け。
砂糖、塩、梅が入っていて、
甘いだけでなくちょっとしょっぱいジャム状のもの。
中国ではお汁粉にちょっと入れるそうです。


こんなにたくさんの小さい花を咲かせるキンモクセイですが、日本では実が実ることはありません。
江戸時代に中国から日本へもたらされたときに、雄株と雌株のうち雄株しか運ばれなかったからだそうです。日本では 実ではなく、挿し木で増えたとのことです。

同じように香りの強い花に春の沈丁花(英名 Fragrant daphne)がありますが、雌株がないという偶然にもキンモクセイと同じ理由で日本では実がなりません。挿し木で人工的にしか増えないそうです。

こんなにも良い香りを放つ花の、ちょっと切ない共通点です。
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